第73番 大粟神社
詳細

●祭神/大宣都比売命
●所在地/徳島県名西郡神山町神領字西上角330 ●電話(088)676-0482

紹介
【略縁起】
郷土史をみて愕然とした。神山町の神社は二ノ宮を中心に構成し、社格の高い一ノ宮が欠落している。古代、五穀の発祥は粟から起り、徳島も粟が転じて阿波になったと考えられるように、大粟神社の創建には夢がある。
古代に遡ってみよう。応神天皇十三年(213)千波足尼が国造りに及び、四世紀には忌部氏が粟国を治めるようになった・更に 、地名辞典には"神領大田恐らくはこれ、葦し入は埴生の転なり"とあり、埴生荘に「埴生女屋神社」の存在を明らかにしている。
これが上一ノ宮、大粟神社の前身である。改称は定でないが、 祭神の大宣都比売命は穀霊神で、粟国の祖神と伝えられている。 その後、朝廷支配が諸国に及ぶと、大粟神社は従五位に叙せられ、一帯も大栗山に総称された。そこに巨大な集団が組織されていき、ついには蜂須賀氏の領国支配に牙をむいた。有名な大粟一挨である。
この様に、阿波一国の成立から関わってきたのが大粟神社であり、 一帯の衆徒であった。上一ノ宮はその象徴であるといえよう。
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