第68番 願勝寺
詳細

●本尊/阿弥陀如来 ●開山/忌部五十麿 ●中興/了海上人・阿波内侍 ●創建/奈良時代
●所在地/〒771-21 徳島県美馬市美馬町願勝寺8 電話(0883)63-2118

紹介
【略縁起】
歴史は古く奈良時代にさかのぼり,はじめ維摩寺、のち福明寺と称し、平安時代の後期、保元の乱の後、崇徳上皇皇紀阿波内侍の願により願勝寺と改める。守護小笠原長房の祈願所、細川氏の祈願寺など歴代国主の尊崇をうけ蜂須賀氏入国の節には方八町御免池、郡中出家取締となる。十六代住職真上人は南朝方に味方して暗殺され、二十五代快上人は阿波の法茸騒動の時反対運動の先頭に立ち、三千人の山伏を動員してその野望を押え、幕末には四十四代美馬君田が勤皇の志士として活躍し、その功により正五位を贈られるなど積極的にその時代に生きた住職もあり、現住職で四十九代目になる。
本堂北側の庭園は池泉式枯山水の庭園で滝石の石組が注目され薄い板状の青石を水落とし石とした石滝は、天竜寺庭園とよく似ているといわれ、徳島県の名勝に指定されている。県指定の文化財としては、聖来迎図があり、又、境内には美馬郷土博物館があり、国指定の段の塚穴、同じく指定の郡里廃寺後の出土品等多数展示してある。
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