第3番 不動院
詳細

●本尊/不動明王

●開山/僧宥真
●創建/寛文年間(1661)    
●所在地/771-0220 徳島県板好郡松茂町広島字宮ノ後3
電話(088)699-2657
紹介
吉野川の河口は流れも穏やかである。水嵩は増して泛洪していたが、四国三郎の異名は想像につくしがたい。人の心はこうあるべきだと、悠久の流れに諌言しているようだ。一帯は旧吉野川と今切川が蛇行し、その沖積平野が開拓された。現在は都市化が進み、空の玄関口である。
不動院は国道から直ぐの所に在る。境内に隣接して春日神社を興し、瞭らかに神仏習合の祈りを伝えていた。寺史は次のようである。後西院天皇の御世。寛文年間(一六六一)僧宥真が当地巡錫の際、三好長治公の念持仏であった不動明王を本尊に安置。家老、秦野助太夫の子成長の願により一寺を建立した。また、明治三十四年に成田山のご分身を勧請し"身代り不動"の信仰を集めた。除災招福の霊験は著しく、檀信徒の帰依を篤くして現在に至っている。
新築なった本堂の優美さに刮目。その脇に宝塔と石仏、他に観音堂を構えるが、一山の象徴を龍宮門にみた。法灯赫嘩な精舎である。
TOP
徳島部会
メール
ホームページ